【tips】ものを教える
※個人の考え方です
少ない経験でイキるのが得意なおりたんですこんばんは。仕事決まったよわーい!
今日は何もする気が起きないので、人にものを教える方法についてイキりたいと思います。スマホからのテスト投稿だから表示崩れしてたらごめんね。
はじめに。
これは研修担当になることがたまにあった程度、そして生徒側として教え方下手くそマンにバチボコやられて研修初日で帰った瞬間滝涙した事のある人間のボヤキです。何事にも例外があるのでこれが正解とは限りません。提案の一つとして捉えていただけたら幸いです。
ツイッターで定期的に見かける教育担当の嘆きで「生徒が当てずっぽうに回答してお手上げだ」「解法を問うても答えられない新人に手を焼いている」というものが目に入るたびに胃を痛めてるので、答えられない新人であった過去があり、且つ答えられない新人を受け持って精鋭チーム(誇大表現)を築いたことがあり、且つ定期的に祖母にパソコン教えたりしてる立場から、教え方と教えられる側の精神状況についてクダを巻こうと思います。
準備するもの。
これについては、場合によってはどうしようもねーと思うので用意出来たらで構いません。
落書きしていい研修資料や教科書
落書きしていいという部分がミソ。ノートに書いてもそのノートがどこの事を書いてるのか見返せなくなることってなくないですか?
かといって「この部分のことをメモしているよ」というところまできっちり書くと時間がかかりますし、何より飽きます。だって"この部分"って教科書丸写しだもん。教科書に書いてあるもん。
注意点としては、更新が頻繁にある内容の研修の場合は変更点をしつこいくらいに共有してください。変更箇所を渡して「読んどけよ〜」は無意味です。流し読みするもん。多少無理しても時間は取りましょう。
お菓子や飲み物や雑談
勉強って脳みそ使うしクッソ緊張しますよね。教師が。適宜休憩しましょう。飲食禁止されてる場合はくだらない雑談のネタを用意しましょう。横文字で言うとアイスブレイクに近いんですかね?知らん。
僕は卵を爆発させてレンジを壊しかけた話とか課金してたら携帯の支払いになんか切手みたいなの貼られた話とかします。
語彙力
基本的に生徒となる人物は右も左もわからないから生徒なんです。下手したら必要な単語も理解しきれてない可能性があります。ので、社内やその教科くらいでしか使わねえ単語は言い換えをいくつも用意しておきましょう。
エビデンス→物的証拠
メーキャップ効果→物理的に塗ったくって隠したり寄せあげたりとかする事
マウスカーソル→画面の矢印
LANケーブル→あれ(ルーター)とつないでる線
スタートボタン→田んぼの田みたいなの
研修って基本的に語彙力と想像力がないと難しいと思うんですよね。
全面のり付きの付箋
これは会社によっては卓上に貼るのは禁止されてたりもしますね。電源スイッチの場所とか教科書の補足とかにはこれペーンッて貼って書き込むのが一番です。ひらつくと剥がれ落ちるので全面のり付きがおすすめ。
メモ取るのが苦手な人とかには「ヘイッ!付箋使う?」ってペラッペラ渡すといいですよ。おろおろしながら受け取ってくれることがありますし、渡すと書いてくれることも結構あります。
余裕
教える側が焦ってると普通に生徒が不安になります。余裕が持てないなら少なくとも「余裕がないのは研修のせいではない」というアピールはガンガンしましょう。生徒は右も左もわからないから生徒です。右も左もわからない人に責任を押し付けない。
教え方の基本方針。
分からない人を問い詰めない。
これが最重要だと思います。研修の流れとしてはおそらく、大抵の場合
研修
↓
ここまでは理解出来ましたか?
↓
じゃあこの問題を解いてみてください。
↓
解き終わりましたか?答えはなんですか?
って流れかと思います。僕はここで
↓
どうしてそう思いましたか?
をやらないようにしてます。
右も左もわからないから生徒なんです。仮に研修を終えたとしても、実際の仕事を独力で完了出来るようになるまで、問題を独力で解けるようになるまでは「研修を済ませた右も左もわからない人」と思っていいレベル。
もちろん「どうなると思う?」「答えはなんだと思う?」と聞くのまでは全然オッケーです。理解度のチェックにもなるんで。ただし合ってても間違ってても、答えを出す前に「どうしてそうなると思った?」と問い詰めたり、答えが出るまで待つとかは絶対NGだと思ってます。
問い詰めたつもりはない?「Is this an apple?」って聞かれて「Yes, it is.」って答えた時に「Yes, this is an apple.」とか「No, this is Japanese pear.」とか言われる前に「Why?」って言われたらびっくりしません。「え?りんごは…りんごやん…えっ違うの…?」ってなるやろ。なんで英語にしたんじゃろな。
このパターンを経て「ほらみろ、ぱっと解法が答えられないくせに」「なんでキョどるの?解法を聞いてるだけなのに」という理由で生徒を厄介認定する教師ほんっとにほんっっっとにクソクソ多いけど、右も左もわからないから生徒なんですよ?一回研修して答えられるのは優秀な素敵生徒で、それが標準ではありません。
ついでに言うと、もし答えられてそれが正解でも、=理解したではありません。もう一度その問題を順を追って解説しましょう。研修終わった後でも質問には何回でも答えましょう。基本的にはそのうち理解する。(しない場合もある)(後述)
しかもですね、これの対処としてその厄介認定しちゃう人たちの打ち出す方針、結構な割合で「相手が解法を答えるまで答えを教えない」ってやりがちなんですけど、それってなんの意味があるんですか??????????ただただ気まずい空気とイライラした教師に怯えるしかなくない??????????
解法が言語化出来ないというのは研修が済んでないんじゃないんですか?もしやこの時点で研修がすっかり終わっていると思われてます?言語化出来るようになるところまで教えるのが教師の役目でしょう。と僕は思います。
これについては「分からないところが言語化出来ない」というのも同じパターンだと考えていいと思います。理解してないと言語化って本当に難しいんですよ。分からないところを言語化するための言語がわからないんだと思います。だから調べることもできない。教科書見てもわからない。
なので、正誤を伝えた上で、もう一度教えます。正誤だけでもわかっていたら、正解ならもう一度内容の復習が出来るし、間違っててもどこで間違えたのか考えながら話が聞けますからね。
調べるのは高度な技術。
これも持論なんですが、検索するのって結構技術がいることだと思うんです。
例え話なんですが、僕の脳内に今流れてる、あのちょっと怖い雰囲気の曲…の、曲名を調べるとして、検索窓に入力する言葉ってどんな言葉ですかね。対面で話すなら鼻歌とかで伝えられるじゃないですか。(今は鼻歌で検索出来るそうですが一旦除外します)
それを検索するときに「たんたんたたたんたんたん 怖い曲」でググっても全く出てきません。まれに知恵袋とかでヒットしたりもしますが…。
でもそこに「ジブリのアニメで流れてた」「子供の声だった」「ナウシカの曲だと思う」という知識があった場合「ナウシカ 子供の声 曲」で検索すれば一発で「ナウシカ・レクイエム」がヒットします。要は、検索するためにはある程度の知識が必要なんです。
もっと言えば「検索窓に入れる構文」とかも考えないとなかなかヒットしないんです。「ナウシカの子供の声の曲」くらい具体性があるならまあヒットするかもしれませんけど、例えば「手首のところが巻いてある服の縫い方」とかだとやっぱり出てこないんですよ。
なので、慣れてる僕は「カフス 折り返し 縫い方」とかで調べるんですが、この検索窓構文ってやっぱりある程度この構文に慣れてないと難しいようです。というのを訓練校でペアプログラミングした時、わからないことをググるクラスメイトの検索窓を見て改めて感じました。
自分で考えない=怠惰なのか?
よく「解法を答えられないのは当てずっぽうだからだ」「すぐ質問するのは自分で考えるのが面倒だからだ」と仰られる方がいますが、逆に聞きたいんですけど、当てずっぽうにしか答えられないくらいの研修しかしてなかったり、自分で正しい答えを導き出せるほどの研修してなかったりしてません?
僕のいた会社の、研修担当になった部門では
「質問は調べる前に聞いてね」
「わからない所は共有したい」
というのを必ず念入りに何度も伝えてました。
ただ言うだけだと質問し辛さは解消されなかったので、こちらからも何か悩んでる様子があったりすれば「わからないとこあります?」とお菓子を握って声かけしたり、自分でもマジでクッソ基礎的な部分と思われるものの頭から思っクソすっぽ抜けてるような事とかがあると上司に確認したりしてました。
なぜかって聞くのが怖くて当てずっぽうにやられたり、妙ちきりんな答えが頭にインプットされたら困るからです。それでも基本的に「めんどくさいから答えを聞いちゃう」人はほとんどいませんでした。
ちなみに、前述したとおりほんとに一人だけいっっっさい理解しない上に説明してたら居眠りぶっこき始め、お手上げ状態で自分で考えるよう促したら2時間画面を見たまま動かない人もいた事はいたんですが、そういう人はさすがに教えられません。(その人は1ヶ月ほどで退職しました)教えられないけど、それって教師の責任ではなく人事や生育環境の責任だと思いますし、教えるより先に改善したほうがいいところがあると思います。
もちろん、職場環境や割ける時間にもよると思いますし、引き継ぎの時とかにはそういってるわけにもいかないんだろうなと痛感したこともありますが、その場合でも「誰に聞けばわかるか」「どう言語化するのか」「マジでわからない時は最初から聞いてもいい」を伝えるのはかなり重要だと思います。
教える側の心構え。
いろんな職場で生徒に「理解が遅くて申し訳ない」と言われ、その度に「教えた事すぐに全部理解出来るんなら先生いらんじゃないですか!」とよく言ってます。
また、「こんなこと間違っちゃって情けない」と言う祖母にはよく「お客様窓口やプログラミングの学校ですら、なんか起こった時に一番最初に確認するのはコンセント挿してるかどうかなんだ」とも言ってます。しかもこれ言った直後スマホの充電挿してるのに電池が切れて慌てふためいたらコンセントをオンにしてないのが原因だった。
質問をする事やわからない事に右往左往するのが生徒で、質問や解法を言語化する段階からはもうすでに先生や先達の役割だと僕は思ってます。そういう環境を整えるのは教える側の責任だし、その環境が整ってないとほんっっっとに瓦解すると思います。いやマジでマジで。ていうか瓦解しました。
整ってない環境でギャン泣きして後任には絶対ギャン泣きさせまいと全力でマニュアル整備したり研修したりモノによってはツール作ってそのツールの解説もぶち込んだりしてたんですよ。それが出来る環境を整えるのが教師よりさらに上の役割だと思うし欲を言えば整備の報酬をくれ!!!!!!!(結局上からは世辞の一つもなかった)
健全な企業ってその辺りうまくやってんだろうなっていうのが流れ者の感想です。おしまい。
あふぃ。
ほしい物リストです。就職祝いください。
会社でよくタスク書き出すのに使ってました。あと暇な時に落書きしてた。ノートに書くより素早く隠せる。
お菓子置き場のある職場にいたんですが、訓練校のプログラミング講座ではお菓子を食べながら仕事するのが推奨されててなるほどそういうことか!ってなるなどしてました。エクストリームプログラミング?とかいうやつだったかな。
びゃあああってマーカー引いたときに引きすぎたりすると萎えません?僕は萎えます。消せるペンっていいですね。