【こころ】依存症にビビり散らかす。
急展開。
どうも無職のおりたんです。定期的に無職になるな僕。
今回も会社都合退職となったので失業認定・年金猶予の申請と済ませ、国保の減額も再申請しにいきます。なんな自己都合だと思い込んでたので申請させてもらえんかったんや。
で。突然ですが実は以前から諸々あって社会生活が営みづらいな、と思うなどしてまして。とりま心療内科行くか〜と行ってきた話をしにきました。
定期的に無職になる部分にも関係してるかもしれん話題です。
割と言葉が悪かったり、人によっては具合が悪くなる話題でもあるのでめちゃ注意。
ざっくり自覚症状。
というのも、一応詳しくはここで話すような内容ではないのでざっくりと要点だけ言うと
●虐待や性加害、教師による過激な指導、パワハラのニュースなどを見るなどするとフラッシュバックし、何も出来なくなるくらい精神が不安定になる。
(仕事中そればかり考えてパニックになる、職場トイレあるいは目立たない程度の(ペンで手に落書き(ゴリラ筆圧)とか皮が剥けるまで引っ掻くとか髪を毟るとか)自傷行為を行う、動悸息切れ、早退して大量飲酒など)
●鎮痛剤や風邪薬の過剰摂取(規定量の2〜30倍)が定期的にある。
●酒の量がめちゃくちゃ増える(1〜2リットル)時期がある。
●自傷行為(5〜20回)を定期的に行なっている。
●非嘔吐過食で体重がバンバン増える。
(自分の意思では制御できないレベル。リットル単位でゼリーを食ったり、ポテチを2袋食べたり、夕食直前に食べたくないと泣きながら1食分食べたりする)
●現在1日2時間×0〜2回しか眠れていない
その他にもあるんですが、まあとりあえずこの辺りをどうにかしねえと生きるのダルいな!と思い至りまして。そしてもうぶっちゃけ週5フルタイムしんどいから減らす理由が欲しくて。ついに心療内科の門戸を叩きました。がんばった。
まさかの診療拒否。
タイトル通り。問診票に↑の事をもう少し詳しく書いて提出したところ、大変に申し訳なさそうに「ここでは治療出来ません」と門前払い。窓口の方から「院長と相談してみてもいいですか?」と言ってもらえたんですが、結局診療してもらえませんでした。
どうやら薬の過剰摂取の経歴がある場合、薬での治療が入ってくるため、処方薬の過剰摂取が起こりうるから、まず過剰摂取しない状況にならないと治療を始められないとのこと。そ、それもそうっすね!!!!!
いやまあ確かに……というか自覚症状として薬の過剰摂取があるので、薬で治す治療があるのに大丈夫なのか……?という疑問は元々あったんです。だ、ダメなんだ…!?心療内科ってその辺も含めて上手いことやるとかじゃないんだ!?
でもとにかく「心療内科に行けたらなんとかなる」くらいに考えていたので頭の中真っ白、足ガタガタ、半泣きで、これ躁鬱(っぽいというだけで診断名はないです。今日は躁気味だった)の鬱期に来てたら帰りヤバかったな、と冷静な自分を感じつつ「どうしたらいいですかね……」と聞いてみたところ、「依存症治療をする必要があります」と県の相談機関の紹介をされました。
い、依存症〜〜〜!?
(クソデカ心の声)
とおもったんですが、自覚症状を見た限り「そりゃあ依存症だよな」とさっくり納得。また、元々依存症は身近で見た事があり、『だらしない夫じゃなくて依存症でした』(無料で全話読めます)等を読んで事前に知識を得ていたのもあって、更に言うとマンガに描いてある内容にとても心当たりはあったので、むしろ「あ、マジでやべー状態なのだな」と医療機関で言われてようやく納得出来たのでした。いやまだ窓口なんですが。
相談窓口に電話。
という事で放心しながら病院を後にし、出たところで早速、窓口でもらったパンフレットに記載のこころの健康センターに電話しました。なんか聞いてくれるのがメインの番号(こころの電話)と、事務的に案内してもらえる窓口(精神保健福祉相談)がある様子。窓口では後者を紹介してもらいました。
別日にしたら諦めちゃいそうだったので、大袈裟でなくガチガチ震えながら電話しました。メモの準備すら忘れて病院名を暗記する羽目に。電話口で依存症の可能性があり心療内科を断られたこと、通院したい地域と依存症の程度を話すと、あっさりと依存症治療の出来る病院を教えてもらいました。
紹介してもらった病院をチラッとレビューを確認し、雰囲気がよさそうな方へ電話したところ、こちらでも依存症の程度と、どういう治療をしたいか聞かれ無事予約が完了。いぇい。最短の予約が出来ないと年内の予約はもう取れないと言われるなど……みんな大変なんだな……?
健常者として生きるクセ。
自分ではそれでも何にも不自由なく、もちろんメンタルはヘラヘラではあるもののしっかり受け答えも出来ていて、淡々と手続きが出来ている思ってたんです。
が、予約の段階で
「恐らく眠くなったり、ぼんやりとした脳で余計な事を考えなくていい状態を求めて、酒や薬を大量に飲んでいるんだと思います。きちんと安全な、規定量の薬でそれが叶う手段や、変な飲み方をしないでいい方法があるならそちらを選びたいです」
と伝えた瞬間滝のように涙が溢れてしまい、そこで初めて自分が本気で助けを求めているし、どうにかしたいと思っているから病院を頼った事に気付きました。
というのも、つい最近まで週5のフルタイムで働き、むしろ人よりも仕事が出来る方で、大抵の職場では同期グループのリーダー格あるいはボスの右腕みたいなポジションだったんですよ。自覚症状自体はあったんですが、それを補って余りある評価を受けられていましたし。
ご近所からも親切ないい子認定されてたり、会う人会う人「悩みがなさそう」「コミュ強」「一緒にいると楽しい」「頼りになりすぎていなくなったらどうしよう」などなど、とにかく陽気でデキるおデブちゃんポジションで生きてきたので、基本的に自分の事を健常者だと思ってるんですよ。
テンプレのような自覚症状があれだけあるのに、他人から見ても全然そんなふうに見られない。自分自身でも「社会人に擬態できる程度には元気じゃん」と思っていたし、ついでに言うと引くほど食欲があるので「食欲の衰えなし!うんこもりもり出る!健康!」と思っていたし、自傷行為についても「ファッションメンヘラが身体はって嘘ついてるだけ」と思っていたし、自殺未遂なんかもしてるんですが成功してないので「本当に死にたいなら死にたい死にたいって言わねえもん。多分これは構ってちゃん!」と思っていました。とんでもねえ、ド死にかけだったみたいです。
これをさ、友達やフォロワーさんが言ってたら不安で不安で、どうにか力になりたいし、本人がそう思っていたらそんな事はないってもちろん言ってるんですよ。だって全然平気じゃなさそうだもん。でもこれが自分の事になると途端にバグる。ひどいですね。
依存症の負のイメージ。
依存症っていうとどうしても『ヤク中』『アル中』の単語と一緒に「これはただのビタミン剤じゃ……」とか酔って暴力を振るう90年代少年漫画描写とかが出てきてしまって、どうしても「そこまでではなくない!?(ピー)じゃん!」という感情は出てきてしまうんですよね。最悪な刷り込みですね。
いまはもう自分は、罪人どころではなく、狂人でした。いいえ、断じて自分は狂ってなどいなかったのです。一瞬間といえども、狂った事は無いんです。けれども、ああ、狂人は、たいてい自分の事をそう言うものだそうです。つまり、この病院にいれられた者は気違い、いれられなかった者は、ノーマルという事になるようです。
という人間失格の一文とかね。いうてまだ治療の入り口にすら立っておらず度合いもわからないので、かなーり大袈裟な表現だと思うんですが、心の中にこんな感じのあらゆる文学や芸術がぶんわわ〜!っと出てくるので、とにかく自分が何か恐ろしい害悪になったような、今にも人を殺して回るんじゃないかとか、そんな衝撃がありました。
もちろんそうじゃなくて、実際には割とカジュアルに依存症になるようです。心が弱いからとか、甘えているからとかではないんじゃないかなって思います。思いたいです。だって僕はずっとめちゃくちゃ頑張ってたので。
嫌な事があったからお酒を飲む、しんどいから意識レベルを落とすために風邪薬を多めに飲む、やな事あったらオナニーで発散しまくる、シャキッとしたいからエナドリがばがば、眠いからカフェインがばがば。マジでそれが知らんうちに依存症になっているみたい。
元々創作で『暗い過去もち』とか『影のあるキャラ』好きを拗らせてるとかでない場合は、依存症というキーワードを割り振られる、という経験は恐らくもう少ししんどいんじゃないかなと思いました。創作で拗らせてると若干「これで精神病キャラ妄想が捗るな……」くらい思ってます。というかそれくらい考えないとやってらんねーっつーか。
自分の経験は全て創作に使える財産だと思っているので、今回の件もここに陥るまでの辛かった事も糧にしていくつもり。のんびり腰を据えて治療したいと思います。えいえいおー。
宣伝とあふぃ。
という事でお金が欲しい!娯楽に使う余裕が笑ってしまうほどなくなりました!たしけて!
厚生労働省HPで連載されていた依存症マンガです。(ここで無料で読めます)書き下ろしや支援先の情報などもあるそう。HP上の1話ですでに俺やー!!!となるなどしました。多分このくらいのレベルの人はたくさんいるんじゃないかなぁ。
親とはどうでもいい会話も出来るし、きちんと育ててもらってたけど、どうもしんどいぞ?というくらいの、世間一般のイメージする毒親とも言いにくい、でも確実に「私」はしんどいしつらいな……といったくらいの親との話が載っています。
いわゆる『毒親サバイバー』や『虐待サバイバー』マンガとかだと、大抵の場合は生存バイアスがバッチバチの「いやお前それをやれた事はマジですげえと思うけどそれが出来る人間がどれだけいると思ってるんだよ」って感じの、運動強度がビリーズブートキャンプ(例えが古い)(最近令和版が出たんですがもう少し気軽になってました)なのに「これでアナタもバッチリダイエット!」って言われているようなあの感じのサバイブ本ではなく、ネタバレをすると「自立に至る事が出来なかったパターン」が描かれています。
あの……しんどいな、って事を漏らした時に、大抵はビリー隊長(平成版)で来られるじゃないですか。善意で。でもビリー隊長(平成版)と共に歩むにはリハビリや膝の関節痛の治療や腹筋や上腕二頭筋が必要で、通院する時間とかジムに行くお金がそもそもないって答えると、それは甘えだ!本当に痩せたいならビリー隊長(平成版)に付いていくでしょ!ビリー隊長(平成版)に付いていかないってことはデブでいる方が楽だからデブなんだよデブ!ブタ!って言われて余計につらいって事ないですか。なんだこの例え。(ビリー隊長はいい人です。令和版ブートキャンプまじおすすめ)
そんな中でこのマンガは「ビリー隊長(平成版)について行ける時点で割と強者」という事が作者のエッセイとして描かれています。だ、だよね!?ってなります。それがどれだけ安心したか計り知れない。
令和版のおうちダイエット向けになったビリー隊長。お試しはYouTubeで観られます。
初心者向けにだいぶ調整されてるんじゃないでしょうか。お試し版を何度かやってましたが、ビリー隊長の周りの人たちもムキムキなのに「手はここに!ここ!ほらここ!おーい!」的なことを言われてて初心者っぽくて「いっしょにがんばるぞー!」ってなりました。
なんていうかコロナ下で、どんどん『生きづらさ』というのが表に出てくるようになって、自殺者数の増加とか鬱の増加とかという形でニュースになったりしてますね。割と僕らは生きてていいようです。息をしていればそれで満点なので、どうにか存えましょうね。