【ドール】オビツ11の服(ワンピース・雑ズボン)を作るよ。
ドール中心になりつつあるブログ。
この記事は「オビツ11サイズのドール服を作る人が増えると型紙本が充実するから創作民はガンガン作ってくれ」っていう下心の元、まずドール服製作への苦手意識を払拭するために、ドール関連商品を取り扱っているPARABOXさまの型紙を使ってワンピースをサクッと作る記事です。紹介の許可ありがとうございます!!!オビツ11用の型紙ですがねんどろいどどーるにも着せられますよー。
用意するもの。
・縫い針
普通の縫い針で問題ないです。あればビーズ刺繍用の細い針だと、針穴が気にならないのと玉止めが抜けづらいのでおススメ。
・マチ針
普通のマチ針で問題ないです。あればアップリケ用の短い待ち針だと勝手がいいかもしれません。
・ハサミ
普通の裁ちばさみと糸切りばさみ…最近は切れ味のいいそこらへんのハサミを使ってます。(雑)
普通のチャコペンでいいです。ただしインクタイプのチャコペンはあまり好きではないです。オビツ11の服となるとかなり小さいのですが、インクタイプだとインクが滲んだ幅が広くて正しい印がわからない…となります。※僕はちなみに今回は鉛筆で書きました。(雑)
・型紙
今回はPARABOXさまのサイトにて無料配布されている型紙を使います。
サイト左下の「11cmサイズのワンピース」を使用してます。DownloadボタンからPDFが開くので、そのまま印刷するかDLして印刷してください。プリンターがない場合でもコンビニプリントとかでいけるかと思います。
・(あれば)厚紙
100均で買ってきたり段ボールやお菓子の空き箱とかなんでもいいです。型紙そのまま写しても何にも問題ないですが、あると型紙を写す時にくしゃっとならないのでかなり楽に感じます。強度があるから何回も使うときとかも安心。厚紙を使うときはのりで貼り付けますが、液体のりより乾燥が早いスティックのりがいいかも。
・布
なんでもいいですが、最初は薄手のほうが楽ちんです。フェルトとかだと縫うのがめんどい&厚くて袖が入らないとか結構あります。また、100均とかの布でもいいですが、必ず色移りしないことを確認しましょう。
ぎにゃー
・糸
これまた何でもいいです。一般的には布に合った色ですね。自分は長年ミシン糸を使ってますが刺繍糸でもテグスでもいいと思います。(雑)
・スナップorスプリングホックorマジックテープorボタン
なんでもいいです。要は開け閉めできる何か。今回はドール用の両面テープ付きのマジックテープを使ってます。
・(あれば)ほつれ止め
あると便利なほつれ止め。自分はピケというほつれ止めを使ってます。これを使うと小さい布を手縫いするときにありがち※僕はな「糸を通した部分から布がほつれて糸が抜けていく」という悩みとオサラバできます。
・(あれば)布用ボンド
あると便利な布用ボンド。自分は裁ほう上手という布用ボンドを使ってます。スソとかソデとかのいちいち縫うとめんどくせーなとか縫ったら変なステッチみたいになるなって部分はこれでぺたっとします。
あとはフリルとかスパンコールとかビーズとか、自分でくっつけてディティールアップとかしてもいいかもしれません。
ワンピースを作るよ。
PARABOXさまの型紙を使ってさっそく作っていきましょう。ミシンでも手縫いでも問題ないと思います。オールなみ縫いなので気楽にいきましょー。
型紙を作る。
印刷したものがこちらです。
特にサイズ考えずそのまま100%で印刷でオッケーでした。
これを切り出して厚紙に貼ります。
こんな感じ。厚紙に貼らずに切ってそのまま使っても大丈夫です。
布に写して裁断。
出来上がった型紙を布に写していきます。
型紙に矢印がありますが、これは布の方向を表してます。見分け方としては、布はタテ方向よりヨコ方向の方に伸びやすいのが特徴。
柄の向きとかが気に入らない時とかは結構無視してます。多分悪いこと。
矢印はタテ方向に書かれているので、今回はこんな感じに写します。
ちなみに、今回はぬいしろのない型紙なので、書きたい場合はこの時点で書いてね。今回は切るときにぬいしろ分を5ミリくらい余分に切るだけにします。
ほつれ止めを塗るときは切り出してから塗るより、切る前に塗っちゃってます。脆い布だと切ってる時からほつれ始めるし、個別に塗るの大変だし。
乾いたら切り出すよー。
ぬいしろ分を5ミリくらい多めにとってざかざか切ります。
複雑な服になるとぬいしろも決められてたりするので気を付けてね。
ここまで出来ればあとは組み立てるだけ!
縫い合わせるよ。
まずソデをくっつけていくよ。
突然カーブを縫うことになるので難しく感じるかもですが、出来ねえときは曲線じゃなくて折れ線くらいの感覚で縫うといいと思います。縫うときはどっちの布も内側にガラが出るように合わせてね。中表(なかおもて)っていうらしいよ。
ソデ側はこんな感じ。ソデ山のふもととてっぺんにマチ針をぶちこみます。
服本体身頃(みごろ)っていうらしいよはこんな感じ。
型紙にふもととてっぺんの印がついてるのでそこにマチ針をぶち込むよ。写した線に沿って縫っていくんだけど、難しかったら直線でもそこまで問題はないよ。へへ。
ちなみになんだけど、生地の目が粗いと結構玉止めが針穴から抜けてぐぬぬ...することがあるんですが、2本どりで縫っている時は1回針を通してから玉止め直後のわっかに通すとうまいこと抜けない気がします。
説明がむずい。
ふもとからてっぺんまで縫えたらそのまま今度は下り坂を同じように縫ってね。
左右のソデを縫い終わったらこんな感じになります。
すでに服っぽい!
えりぐりを折り返す。
ぐりってなんやろ。読んで字の通りですね。内側に折り込んでぐるっとなみ縫いしてもいいんですが、たぶんかなりほつれやすいので今回はボンドでぺーっと貼り付けます。らくちん。
カフス(そでぐち)を作る。
ここがちょっとめんどいかもしれん。ギャザー(しわしわ)を作ってカフス(そでぐち)を付けます。最初はしわしわから。
そでぐちのちょっと外側をなみ縫いします。
写真は間違いなので実際には赤い点線の部分を縫ってね。てへ。
まだここでは玉止めはしないよー。
縫った糸をそっと引っ張ってしわしわします。
しわしわの長さがカフスの長さと同じくらいになるまでしわっとしたら玉止めするよ。1しわ1しわが均等にしわっとするといいらしいけど、最初のうちはそんなに気にしなくてもOK。いえーい。
カフスを縫い付けるよ。しわっとしてるけど深く考えずに直線で縫って大丈夫。カフスのはじまりとおわりをマチ針ぶちこんで合わせてから縫うよ。ここも縫うときはどっちの布も内側にガラが出るように合わせてね。
この写真だと反対端はもう糸が通してあるから1本しか刺してないね。
一直線に縫ったらおもて側のカフスをべろんと。なんていうかべろんとする。
こっちが外側。べろんとしたらそのまま余った部分を…。
内側にボンドでぺーっと貼る。もちろん縫ってもOKだけど、手縫いの場合ステッチみたいになりがちなので、ステッチが入ると変な感じのところはボンドでぺーっとしたほうが楽だしきれいかなと思います。
カフス、ほんとは本体に縫い付ける前に作るんだね...。(今ググった)
前後を縫い合わせる。
スソ~脇~手首を縫い合わせていきます。
ここも今まで通り、縫いたいところのはじまりとおわり(ここではスソから脇まで)をマチ針でとめて、だーっとなみ縫いして...
脇からそで口をだーっと縫う。ちなみにしわっとしてカフスを付けた場合、色々雑にやってるからかそで口の幅が結構シビアなので、不安だったらもう少し外側に縫っていくといいかも。力技で腕をねじ込むことになったよ!てへ!!(開き直り)
完成までもうちょい。
裾と後ろ身頃を整える。
これも縫い付けてやるよりボンドがらくちん。カフスの時と同じく、手縫いだとステッチっぽくなっちゃうのと、単純にボンドのが楽だからね!!
写真だとクソわかりづらいんだけど、後ろ身頃の真ん中(スナップとかマジックテープを付けるところ)をボンドで貼ったところ。かさばるのでカドを切り落としてるけどやらなくても問題はないよ。
スソをぺーって貼る。ほんとは脇の下は開いた状態にしないとなんですが、この画像だと右側を見事に忘れてますね。草。そんなに問題はないんじゃないかな...見栄えとかの問題かな...。へへ。
マジックテープを付ける。
今回は両面テープ付きのマジックテープなので手順も何もって感じですね!
あっさりと完成。ちなみにマジックテープは基本的に動かさない側(土台側)に固い方を付けるらしいです。
完成したのがこちら。
右が今回作った子です。夏なので左の子のようにソデの工程吹っ飛ばしてノースリーブでもかわいいと思います。その時はソデとの接続部ををボンドでぐるーっと内側に貼り付けてくださいねー。
あとはカフスを付けないとか、スソを短くしてシャツにしたり、エリを付けたりと好きな形にアレンジするところから始めるのもいいかもです。
おまけのズボンを作る。
※こちらはPARABOXさまの型紙ではありません。
すっごい雑に作れるズボンの作り方です。何から何まで雑です。すみません。眠いんや。ちなみに製作時間は慣れれば30分かからないくらい。
用意するものは
・そこら辺の布
・そこら辺の糸
・布用ボンド
必要ならウエストゴム用のゴム糸なんかあれば。普段はビーズ手芸とかで使うゴム糸を主に使用していますが、今回は使ってません。ちなみになくてもずり落ちることはあんまりないです。
採寸。
二本足のドールならすべて同じ工程でつくれるんじゃないかな。ウエストの一番太い部分と、足の一番太い部分、作りたいズボンの長さを測ります。
採寸光景。服すら脱がせてねえ。
布に書き写す。
測ったものをこんな感じで写します。すっごい雑。
股下は測り忘れたんですが何とかなりました。
オビツ11の大雑把な長さとしては
ウエストの一番太い部分÷2・・・3センチくらい
足の一番太い部分・・・4センチくらい
ズボンの長さ(オビツ11のへそから足首あたり)・・・5センチくらい
股下の長さ・・・1センチくらい
正確さは皆無ですね。そもそもこのマステ自体100均かなんかのあんまり長さがあってないマステなので…。
布を裁断する。
この雑型紙から2枚の布を切り出します。左右反転してね。
ぬいしろは大雑把に5ミリくらいかな…。
縫い合わせたりしていく。
まずはおへそ~から股の下までを縫っていきます。
ここの斜めのとこ。
反対側も股下と同じ長さ(1センチ)まで縫います。
こう。
裾を折り返し、ボンドでぺーって貼り付けます。
ぺー。
筒状に開いて裾から股下まで縫います。
筒状に開いての説明が難しいな...。開いたらわかると思い...ます...。
ウエストを折り返してボンドでぺーっと貼ります。ウエストゴム入れたいときはボンドじゃなくて縫い合わせて、その中に通す感じかな...?
裏返して完成。
ちょっとだぼだぼしてるのはご愛敬...へへ。
PARABOXとは。
ドール通販、実店舗販売を行うドールショップです。
素材のほかにも小物や服も販売してますよー。
今はドールメイクの教室とかもやってるとか。
ドールカスタムの方法とかをYouTubeに動画で紹介してたりします。
実はオビツろいどを作る前はアイホールありのドールを作ってました。
だいぶ昔の写真ですが、他にも1/6サイズとかも持ってます。
オビツ11純正ヘッドのほか、少し丸みのあるものや、猫耳や妖精耳とかのあまり見ないタイプのPARABOXオリジナルのヘッドもかなり充実しているので、うちのこドールでアイホールあるタイプの大半はオリジナルヘッドを使っていたと思います。お気に入りはモモ/マフィンヘッドとアンジェラヘッド。フェアリーも持ってたかな。
ドールヘッドとボディのサイズ互換とかも載っていて買い物しやすいのもかなり便利だったので、ネット通販の場合はPARABOXで買うことがおおいです。ドールカスタムに興味がある方はぜひぜひ!